DIRECTOR
ブラッド・シルバーリング
CAST
ダスティン・ホフマン、
ジェイク・ギレンホール、スーザン・サランドン、
エレン・ポンペオ、ホリー・ハンター
STORY
1973年、アメリカのマサチューセッツにある、小さな田舎町。僕、ジョー・ナスト(ジェイク・ギレンホール)は、この町でダイアナと
結婚式を挙げ、彼女の父ベン(ダスティン・ホフマン)と一緒に不動産業を営むはずだった。だがダイアナは、コーヒーショップのカウンター
でベンを待っていたところ、発砲事件の流れ弾に当たり、帰らぬ人となってしまった。葬儀では町の人や、さほど親しくない人まで参列して、
うんざりするほどの同情の視線を僕に、そしてベンと彼女の母親ジョージョー(スーザン・サランドン)に投げかけてくれたさ。しかし
僕が憂鬱だったのは、ほかに理由があったから。実はダイアナとはふたりの間ですでに婚約を破棄し、元の友人関係に戻ろうと話し合って
いたのだ・・・。
いつ、その話をベンたちに切り出すか。ずっとタイミングをうかがっていたんだ。だけどダイアナというかすがいを失った後も、ベンと
ジョージョーは、本当の息子のように、僕に優しく接してくれる。おまけにベンは、ひとり娘を失った心の傷を埋めるかのように、仕事に
燃えている。その仕事とは、町の一角に大型商業施設を建築すること。早速、僕も、地上げの対象となった店舗との交渉役に駆り出される
ことになった。
その時、再び出会ったんだ。投函してしまった結婚式の招待状の回収作業を手伝ってくれた、バーティー(エレン・ポンペオ)に。
彼女は、昼は郵便局、夜は「キャルの店」というバーで働いていた。その店は、3年前にベトナム戦争に出征したきり、帰ってこない
バーティーの彼の店。彼女は手伝いながら、いつ戻るかわからない彼を、ずっと待ち続けているんだ。そんな彼女に、僕は言えなかったよ。
店が、地上げの対象になっているなんて。
なぜなら、僕はバーティーを愛しはじめていたんだ。不思議なことに、バーティーにだけは素直に心の内を、そして婚約を破棄していた
真実を打ち明けることができるんだ。しかし、これで僕は、ますます袋小路に追いつめられてしまった。ベンやジョージョーが抱く、
”理想的な婿”という夢を壊したくない。もちろんバーティーにだって、「僕は地上げ屋です」なんて明かせない。何より、僕は悩んで
いたんだ。本当に進みたい自分の道はどこなんだろう、ってね・・・。
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